米検察当局がテスラCEOイーロン・マスク氏のガラスハウスを捜査していると伝えられている

テスラがイーロン・マスク最高経営責任者（CEO）のガラス張りの邸宅のためと伝えられるところによると、なぜ数百万ドル相当の特殊ガラスを発注したのかをめぐる論争は、間もなく米国当局者を巻き込む可能性がある。

昨年、不審な大量のガラス注文が発生し、電気自動車メーカーの内部調査が開始され、同社の幹部らがガラスの用途を特定しようとした。

今後、ニューヨーク州南部地区連邦検察局と証券取引委員会の両方がこの問題を調査する予定であるとウォール・ストリート・ジャーナルが匿名の情報筋の話として報じた。 どちらの調査も初期段階にあると伝えられているため、テスラによる不正行為の結論には至らない可能性がある。

ブルームバーグによると、マスク氏は問題の調達命令には直接関与していない。

Xに関してマスク氏は、調査報道に対して「かなり面白い」と反応し、ウォール・ストリート・ジャーナルが保守風刺の出版物であるバビロン・ビーと競合していると示唆した。

テスラ、SEC、ニューヨーク南部地区連邦検察局は、米国の営業時間外に行われたフォーチュンのコメント要請にすぐには応じなかった。

報告された調査は、社内で「プロジェクト42」と呼ばれるテスラプロジェクトをめぐる論争の新たな一歩を示すもので、オースティン郊外にあるテスラの新しい拠点に指定されたものとみられる。

ブルームバーグは昨年、EVメーカーが大量のガラス注文の発覚を受けて内部調査を開始し、同社の財務グループと内部監査グループが購入がマスク氏の個人使用を目的としたものかどうかを調べていると報じた。

今年初め、ウォール・ストリート・ジャーナルは、このガラスの用途、つまりイーロン・マスクの家についてのさらなる詳細を報じた。 文書にはガラス張りの構造が示されており、そのデザインの1つはニューヨーク市5番街にあるアップルの小売店に似ていた。

取締役会のメンバーを含むテスラのリーダーたちは、従業員の時間を含む会社のリソースがプロジェクトに費やされていることを懸念しており、マスク氏が決定に関与しているかどうか知りたがっていた。

マスク氏の現在の生活環境に関して、かつてはツイッターとして知られていたソーシャルメディアネットワークXのオーナーは4月にBBCに対し、サンフランシスコにある同プラットフォームのオフィスで寝ることもあると語った。 この億万長者は、友人の家に泊まっているともよく主張している。

おそらくマスク氏とその仲間たちは、マスク氏が設立した企業であるスペースXとボーリング社のテキサス拠点施設の近くにある、オースティン郊外の数千エーカーの土地を購入したと伝えられている。

同団体は、独自の規制の一部を設けることを可能にする、その場所を自分たちの町にする計画を検討しているとウォール・ストリート・ジャーナルが3月に報じた。

テスラは2021年に本社をカリフォルニアからテキサスに移転し、2022年にオースティン近郊にテキサスのギガファクトリーを開設した。同社は現在、そこでモデルY車を生産しており、同施設でピックアップトラックのサイバートラックを製造する予定だ。